クリスマスの為の本 |
いつもブラボーが鎮座しているカウンター辺りの頭上。
身長165センチ以上のお客さまには、頭に当たり、ご迷惑をお掛けしております。
こちらは「カルーセル絵本」と申します。
カルーセル、と言う度に、心の中で小さく「麻紀」とつぶやいてしまうブラボーですが、カルーセルとは「回転木馬」の事でございます。
本を閉じた姿はこんな風です。
日本語版には「メリーゴーラウンドえほん」と書かれています。
本を開き、イナバウアーよりももっと、中国雑技団の女の子くらいまで背中と背中をくっつけて、本を丸くし、リボンで留めます。
本の上部にもリボンが付いていて、丸くしたまま吊り下げることができます。
実は、日本語版は今日、売り切れてしまったのですが、お話しの内容は、いわゆる「受胎告知」に始まる、キリスト誕生までのお馴染みの物語です。
周知の内容だし、読んで楽しむよりも、飾って、眺めて楽しむタイプの絵本なので、飾る分には英語の方が洒落ているように思えます。
Fabriqueでは、丁度エアコンの風が当たる場所なので、いつも回っています、カルーセル。麻紀
回転木馬と知るまでは、「まわり灯籠」みたいと思っていました。古い人間です。
それから、こんなのもあります。
おさるのジョージファンにはたまらない、クリスマスの為のジョージです。
こちらは、手に取られると、変にカバーが分厚いのに気が付きます。
実は、このカバーは、外してひっくり返すと、本に大きなリボンを掛けて、「誰々へ、何々より」と書いたタグを付けたようなイラストが描かれているのです。
クリスマスプレゼントにしたいような本、とか、クリスマスを題材にした本、とか言うのではなく、「クリスマスプレゼントにするために作られた本」と言えるのではないでしょうか。
そうなると、お話しの内容まで「戦略的に描かれたのではないか」と、素直な目線で見られなくなって来ます。
しかし、やっぱりジョージは可愛いし、サンタ帽をかぶったジョージを見ると、戦略にやられます。
まあ、「クリスマス商戦」と言いますから、全てが戦略ですよね。
素直にやられてみましょう。心を清くする、クリスマスですから。
さて。
今日から、お隣のカフェZさんでは「ノエル展」が始まりました。
だから、というわけではありませんが、ブラボーもクリスマス気分に突入です。
表のオリーブの木に、レース編みのモチーフを飾ってみました。
9月頃から、暇な時に編んでいて、もっとたくさん飾るつもりだったのに、結局10個ほどしか出来ませんでした。
しかし、ノエル展帰りのマダム達が「何の木でも、こんな風に飾っちゃえば良いのねぇ」なんて、見つけて下さっているのを拝見すると、ちょっと嬉しくなっています。
お家を電飾で飾らなくても、本やリースや、小さな飾りで、ささやかでもクリスマス気分を楽しんで頂けたらなと思います。