オカベマキコ 華奢なネックレス |
その時、ブラボーよりも唯一背の高かったお友達は、もの凄く泣き虫。
ブラボーはその子の事を「背が高いのに泣くなんて、おかしい!」といつも思っていました。
つまり、わずか4歳にして「背の高いオンナは泣いちゃいけねぇ!」と思っていた事になります。
そういう反動か、「華奢な」とか「可憐な」という自分とはほど遠い存在に魅かれる傾向にあります。
例えば腕時計なんかでも、「時間が見えにくいでしょ!」と思いながら、ついつい選んでしまうのは、文字盤の直径が1.5センチにも満たない小さい時計なんです。
そんなブラボーですので、今回のオカベマキコさんの新作ネックレスにはひと目惚れでした。
40センチのクサリで、丁度鎖骨と鎖骨の真ん中に、小さな花が咲いたみたいになります。
何と控えめで、上品な事でしょう。
オカベさんも、この作品に関しては「出来る限り、繊細なものが作ってみたかった」と仰っています。
オカベ作品と言えば、ひと目見ただけで、「オカベマキコここにアリ」みたいな存在感があります。
しかし、今回のは、確かにオカベ作品なのですが、非常にさり気ない。
「華奢な女性は更に可憐に」。「男前の女性は、気恥ずかしくない程度に、秘めた可憐さを」演出できると思います。
ひと目惚れですから、ブラボーももちろん頂きました。
しかし近頃は、イマバリマフラーがカラダの一部になっています。
首は一本しかないので、どちらを優先させるべきか、と悩みました。
しかし、答えは簡単でした。
両方つけて、オッケーです。これで更に、華奢なネックレスのさり気なさが増すのです。
ガラスの粒粒は、それぞれがクサリに通っているので、ウマく広がったままになれば、違った表情のネックレスに見えます。
オカベさんの作品に使われる金具は、アンティークな風合いのある「金古美」と言われる色が多いのですが、今回は、金色のクサリが使われているモノがあるのも特徴的です。
「繊細」なイメージを大切にされた事が伺い知れます。
そして最後に。
華奢とか、可憐とか、上品とか、控えめとか、乙女な特徴を並べて来ましたが、
もう一つ。
小さくて軽いので、肩も凝りません・・・。色気ないっすね。