オカベマキコ 雨の器 |
左手前のミルクホワイトの足付き台は、木の葉に溜まった雨粒が、地面の水たまりにポチャンと落ちて、シズクが跳ね上がった時の、そのままのような姿をしています。
何に使うか?と言われたら、言葉につまってしまうかも知れません。
お菓子の国で出されるような、ピンク色のマフィンをひとつ乗せておもてなしでしょうか。
それとも、ひと粒をうやうやしくお出しする、高級ショコラティエのボンボン・オ・ショコラを、お一つ?
実用的には、アクセサリーの置き場、というのが、一番イメージしやすそうです。
周りの粒粒に、指輪を引っ掛ける事も出来そうですよね。
でも、ブラボー的には、「あるだけで、幸せ」なモノのひとつです。
良いの、売りたくないの。
周りに粒粒の付いたグラスは、ストローやスプーンを使わない限りは、中の液体を飲む事は難しいグラスです。
しかし、お花を入れてみたら、これまた何とも美しい!
周りの粒粒がですね、お花の頭を固定してくれるのです。
sold out
なので、ブラボーのようなモノでも、比較的、イメージした位置にお花をキメル事ができるわけです。
と言っても、このアレンジは、ブラボーではなく、naraさんのちのMaiちゃんがキメて下さったのですが。
メモリが刻み込まれた、こちらのピッチャーは、「雨を量るピッチャー」なんだそうです。
30mlのメモリですので、ピッチャーの大きさは、5センチ程度の高さです。
ガラスの森に住む、小人達の日用品です。
大切なピッチャーが持ち出されて、小人達、困ってないでしょうか?
それを、ニンゲンさまは、一輪挿しに使う。小さなテーブルに似合いそうです。
それとも、夏になったら、アイスティーやコーヒーのシロップを入れるのに使いましょうか。
現実派ブラボーをも、メルヒュエンな乙女にしてしまう、キラキラガラスたち。
また雨が降るのが、待ち遠しくなって来ました。