フランスで食べたもの 2 |
しかしながら、これだけは言いたい。この美味しさだけは伝えたい!と思っていたのが、これ。
ボンヌ・ママンの「タルトタタン」なんです。
ボンヌ・ママンと言えば、可愛らしいギンガムチェックの蓋のついたジャムが有名ですね。
最近では、ウチの近所のスーパーでだって、売られるようになりましたが、ひと昔前は、ジャムを食べた後のこの瓶を、キッチンに並べたり、ボタンなどの小物を入れて飾る事に憧れたものでした。
ビスケットやタルトも、お値段は高いですが、手に入りやすい環境になっている為、最近ではフランスのスーパーに入っても、それほど気をつけては商品チェックをしておりませんでした。
しかし、今回は見つけちゃいましたね。「タルトタタン」です。
これは、冷蔵棚に置かれてあったので、要冷蔵。
日本では、恐らく売られていないのではないかと思われます。
ガラスのタルト容器に入っていて、シール止めされているアルミの蓋を外すと、一番上に丸いビスケットがのせられています。
これを、お皿にひっくり返して取り出すと、ビスケットが一番下になって、ギッシリ詰められたリンゴが姿を現す、正に、タルトタタンなんですね。
お味はと申しますと、美味しいです。しかも、かなり。
ジャムが有名ですから、果物を扱う事には間違いがありません。その上、ビスケット類も美味しいのですから、美味しいに決まっています。
甘さ、苦さのバランスも良く、ビスケットもザクザク感が失われておらず、ちょっと感動ものです。
自宅だったら、少し温めて、無糖の生クリームや、バニラアイスなどを添えると、スペシャルなデザートになるでしょう。
ブラボーは、パリのカフェで何度もタルトタタンは頂きましたが、「これさえあれば、カフェ要らねぇ〜!」と、叫んでしまうくらいに美味しかったです。
ちなみに、容器がガラスですので、持って帰る事を迷いましたが、名前などが入っているわけでもないので、「でもま、普通よね」と持ち帰りませんでした。
しかしネットで見ると、この空き容器が色んな所で売られていて、驚きました。
いや、そうしてまで欲しいほどのものでもない気がするのですが・・・。
ブラボーは、中身だけ欲しい。もう一度食べたい。出会えて良かった、お手軽デザートでした。
ついでに、残りのホテル食も一挙公開。
こちらは、5区にあるパン屋さんのものです。
ある本で紹介されていたものを買いに行ったのですが、そのものはもう売り切れで食べる事が出来ず、第二候補だった「ピスタチオのエスカルゴ」も売り切れ。
似たタイプの「アーモンドのエスカルゴ」を買いましたが、別に普通・・・。クロワッサンも、ミュロやポワラーヌの方が数段美味しいです。場所も行きやすいですしね。
こちらが、その「ポワラーヌ」のもの。
いつも、ショソン・オ・ポム(スリッパの形という意味です)なので、昨年は「タルト」にこだわってみましたが、本来、ショソンの方が好きなので、やっぱりやっぱり、美味しかった。
前歯が当たる前に、軽く「サク」と音がするくらいに、本当に軽やかで美味しいです、ポワラーヌは。
それから、ポテトチップス。
ブラボーは、疲れて来ると、ジャンクなものを「ガーッッッ」と食べたくなる質なので、買ってみました。
選んだのは、「バルサミコ酢風味」。
お酢の酸味があるので、さっぱりしていて美味しいのです。
そして、「フライドポテトには、マヨネーズ」と、オランダ旅行で学んだので、マイユのマスタードマヨネーズもつけて食べてみました。
カロリーこわ〜い。でも美味しい〜。でした。
そう。それから、1度、夕食に中華のお惣菜を食べましたね。
ブラボーはパンが大好きなので、何日海外に居ても、日本食が恋しくなるという事は、全然ありません。
しかし、中華のお惣菜は、必ず一度くらいは食べている気がします。
中華のお店は、割とどこにでも一軒くらいはあって、味も安定してどこでも美味しくて、その上、日本食よりも安い、というのが大きな理由なのですが、もしかすると、やっぱり・・・。
ブラボーの前世は、パリジェンヌではなく、四千年の歴史の中にあるのかも知れません。