フランス生まれのリゼッテ |
「クレヨンハウス」は、絵本とおもちゃ、オーガニック。心にうれしいものすべてお届け、をキャッチフレーズに、多くの絵本を発信されて来ましたが、翻訳本としては、このリゼッテのシリーズが、第一弾なんだそうです。
リゼッテ本人が「フランス生まれ」と言っているのだから、別に否定するつもりはありません。
しかし、作者のカタリーナ・ヴァルクスさんは、オランダに生まれ、家族でフランスに移り住んだものの、今はオランダ在住で、フランス語とオランダ語で絵本を多数出版されているのだそうです。
こう聞くと、ブラボーは「じゃ、オランダ生まれじゃん」と言いたくなってしまうのですが、訳者の、ふしみみさをさんは、今まで、数多くのフランスの絵本を見つけ出して、翻訳し、日本に紹介して来られた功績をお持ちの方なので、フランス生まれという事にしておきましょう。
お話しは、ストレートで、子供達にも分かりやすく、ハッピーです。
可愛いばかりの登場人物ではなく、「いるいる、こんな子」というような子も登場するのが、面白いところです。
ブラボーが、引っかかってしまうのは、お母さんが、妙に色っぽいところ。
フランスの女性は、生涯「女性」ですので、こういうのを見ると「やっぱりフランスかな」と思ってしまいます。
オランダの女性は、わりと「肝っ玉かあさん」みたいな印象ですので・・・。
そして、完全にノックアウトされてしまったのが、「かたつむり」さんの大切なお人形です。
殻の家の中からゴソゴソと取り出して来た、その人形は、なんと「なめくじ」なのだそうです。
なめくじの人形なんて、とおもいますが、妙に愛らしくて気になって・・・。
思わず、人形を作ってしまいました。
バカバカしい・・・、と思いながら、楽しかった。
明日、本と一緒に、お店に飾ろう。