伊藤亜木さんのグラス |
雑貨乙女の第一章は、デュラレックスのグラスだったのではないでしょうか。
パリのカフェでも使われている、業務用食器を、自分の台所でも使いたくて、関東、関西まで出掛けていたのも遠い日々。
いまや、スーパーの食器売場でも手に入るようになりました。
もちろん、今でも大好きです。 安くて、丈夫で、可愛くて。
しかし、第二章に入った乙女たちは、この世にただ1つの「作家もの」に魅力を感じるようになるのではないでしょうか・・・。
と言っても、芸術作品だと、日常に使うのは緊張します。
なので、階段をひとつ登った雑貨乙女たちの心をとらえるのは、日常をちょっとだけスペシャルにしてくれる「作家もの」。
「ゆうらぼ」さんの作品が大人気なのも、そういった理由であると考えています。
伊藤亜木さんのガラスもまた、そういう存在です。
何にでも合い、邪魔する事なく主役を引き立て、合わせるものによって、「和」にも「洋」にも演出でき、そして普通に麦茶を飲んでも幸せな気持ちにさせてくれます。
第二章の雑貨乙女たちは、結婚前のように「5客セット」で揃える必要はありません。
なので、1年、半年に1個ずつ、でも、少しずつ増やして行ってくれたら良いな、という気持ちを込めて、451では開店時から、ガラスが動きにくい冬の間も、ずっとずっと大切に、定番商品として、亜木さんのガラスを置き続けています。
それでもやっぱり、冬を越えたとたんに、お買い求めのお客さまは増え、欠品してしまっていた、一番人気、写真中央の「フリーカップ」が、やっと入荷いたしました。
ガラス作家は、夏前が一番お忙しいのですが、合間を縫って作って下さいました。
お茶にデザート、冷製スープ、ソウメンつゆを入れても格が上がりそうです。
こちらは「ぐい呑み」。
浴衣を着て色っぽく、こんな粋なぐい呑みで、辛口の冷酒が頂きたいです。
贅沢に、ハモの湯引きなんて頂く時には、
是非。
左の小鉢は、一人分のサラダや和え物、みつ豆やかき氷なんかにも似合うでしょう。
ピッチャーは、手作りのドレッシングを入れて食卓に出したり、ソウメンパーティーをするときには、追加のつゆを入れてお出しするのも良いでしょう。
お花を飾るのにもお勧めですよ。
細身のグラスは、緑茶を水でゆっくり出した「冷茶」や、「ちょっと贅沢」系のビールを飲みたい感じです。
亜木さんのグラスは、飲み口のところがツルンとしていて、唇に当たるととても気持ちがよくて、女性ならではの繊細さを感じるのです。
ブラボーの妹は、食器洗浄機を利用していますが、食器洗浄機でも大丈夫。
沸き立ての熱湯でなければ、熱いものを入れても大丈夫と、亜木さんからもお墨付きを頂いています。
思い入れが多いので、文章が長くなってしまいました。あ、いつもか。
亜木さんは、7月4日から9日まで、東京代官山のギャラリー無垢里にて、作品展をされるそうです。
昨年に引き続き、なのですが、昨年は3人展でした。今年は一人。すごいです!
この時期、東京方面に行かれる方は、是非チェックしてみて下さいね!
夏の暑さが待ち遠しくなるような、涼しげなガラス。1つずつ、増やして下さい。