業務用卸店オリジナル商品 |
これらは、業務用の調理道具や食器、店舗用品などが売られている卸しのお店です。
お菓子や料理を本格的に作る方にとっては、ありとあらゆる大きさのケーキ型などが揃っていて、アドレナリン噴出!かも知れません。
ガレット・デ・ロワの中に入れる「フェブ」が300個くらい袋に入ったようなものも売られています。
ブラボーも、「カフェの人」であった頃は、お店で使えそうなカップやポットを買いに行っていたものです。
しかし、今の時代、日本に居ても、大抵の物は手に入ります。ユーロは高いし、かさ張るもの、重いものを運んで帰る事を考えたら、ネットで、自宅に届けてくれる物を買う方が良いんじゃないか、という気がして来るのです。
初めて、これらのお店へ行った時には、本当に楽しい物がたくさん有りました。
カラフルなフルーツやサンドイッチの絵が描かれた、値段プレートや、お店の外に向けて引っ掛けるオープンボード。カフェで使われている、安っぽいコーヒースプーンも、10個で幾ら。みたいな感じで売られていました。
今だったら、たくさん仕入れて来て、お店に並べたい!というような物がたくさんあったのです。
しかし、それらは、数年前から、全く見つける事が出来なくなりました。
どうも、買うのは日本人ばかりのようです。だから、おそらく、取り扱う事をやめてしまったようなのです。
それらを見かけなくなってから、しばらくお店には行ってなかったのですが、今回は、「もしかしたらあるかも知れない」と思って、行ってみました。
しかし、やはりお目当ての物は何もなかったのです。
今回の旅は、そういうの多かったです。
自分としては「すごく頑張って、気が済んだ」のですが、それは「やるだけはやった。やってみたけど、買えなかった。」も多く、なので、達成感の割に、商品が少ない・・・。
それに対して、もう1つの業務用卸店『E, DEHILLERIN』は、オリジナル商品を作っていました。
この店は、3つの中では、一番フラッと行きにくいお店でした。
棚にズラリと並んだ商品の品番を控えてお店の人に渡し、伝票を書いて貰って、支払いをしている間に、店内担当のムッシュが商品を揃えてくれる、という仕組み。
伝票には名前や住所も記載されるし、ちょっとドキドキします。
なのにお店のロゴや住所の入ったオリジナル商品が作られていました。
パリに住むプロが使うとは思えません。完全に「お土産用」の気がします。
迷い込んで来る夢見る日本人の為に作ったとしか思えないのです。なんと言う割り切り!
これらは、お菓子や料理の材料を「切るように」混ぜたり、ボールの中から残さず取り出す時に使うカードです。
ミドリのキンキラした文字の塗料が、はげて材料の中に混ざるのではないかと、ちょっと不安になる感じです。
しかしまあ、食の都、フランス製です。フランス人、大らかですけど。
でも、中国製ではないので、そこのところはひとつ、ヨロシク。