バーバパパファミリー |
何をやっちまったかと言うと「仕入れのセンスなし!」ってヤツですね。
いや、センスは悪くないのです。選んでいる物は「当たり」なのですから。
悪いのは「読み」。
むっちゃ可愛い、このバーバパパファミリーの絵本達は、現在、フランスの本屋さんに行けば、容易に手に入るものです。
その気になったら、Amazon フランスでだって、個人輸入できるでしょう。
なので、大きくてかさ張るし、1セットしか買って帰らなかったんです。
最初は、中のミニ本をバラ売りしても良いな、と思っていました。
一冊一冊は、それぞれのキャラクターについてのストーリーです。
「ボクはバルビドゥ、動物が大好き!」みたいな感じ。
しかし、コチラに帰ってから、初めて開いて見てみたら、なんと、一番大きな本は、バーバパパのお家になっていて、あまりの可愛さに「こりゃ、バラバラにはできんっ!」という気持ちになってしまったのです。
非売品にして、ずっと店に飾っておこうか、とも考えました。
しかし、それじゃあ、何の為にお店を休みにしてまで、パリに行ったか分かりません。
仕入れに行ったのです!仕入れに。お店で売る為の商品を買いに!です。
ですから、ちょっと「ん・・・。」と考えてしまうくらいのお値段をつけて、お店に並べる事にしました。
ところが、今日、置いたとたんに、買い手がついてしまいました。ああそう、そうなの、やっぱりね。
バーバパパの形の絵本の中には、バーバパパがママに愛の告白をする、有名なシーンもあります。
その時の、バーバパパの姿をお人形にしたもの。
こちらは、以前は1個しかなく、ブラボーの大のお気に入りで「非売品」でしたが、今回は、数個、見つけて来ましたので、まだあります。
そして、こちらが、バーバパパファミリー勢揃いのセット。
「バラ売り」「セット売り」「売らないで飾るだけ」「誰にも見せない」という、色んな選択肢を、頭の中にグルグルと巡らせながら、眺めている毎日です。
バーバパパファミリーの絵本セットをお買い上げ頂く事になったお客さまには、ご無理をお願いして、「売約済み」のシールを貼って、しばらくの間、お店に飾らせて頂く事に致しました。
お嫁入りのその日まで、お座敷に飾られる色打ち掛け、といった状況です。
どうぞ、機会がありましたら、眺めて褒めてやってください。
荷物を抱えて歩いている時に、予定外に出会った大物を、どれだけどう買って帰る、と決断するのは、本当に難しい事ですね。