ヴィンテージショップから中央郵便局へ |
ヘルシンキには、アンティークショップが多い、と、ガイドブックにも書いてあって、その中でも、ネット上でも評判の良かった「ヴァンハ・カールレ(Wanha Kaarle)」というお店に行ってみることにしました。
岩の教会の前を通るトラム2に乗って、北へ進む進む。
とても立派なサッカースタジアムがあり、そのすぐそばには、オリンピックスタジアムもありました。
フィンランドのように雪深い国でもサッカーはやるのか?なんて思いましたが、ロシアでだって盛んですものね。
そして、ヘルシンキにオリンピックスタジアム?って思いましたが、あったんですねえ、1952年に。夏のオリンピックが。涼しくて良さそう。
その辺りを通り過ぎた所で、7Aというトラムに乗り換えなければなりません。
7Aに乗り換えるのはどうしたら良いでしょうか?って、女性の運転手さんに聞いてみたのですが、ペラペラっと言われた説明では、ブラボーは「オートマティック」という単語しか聞き取れませんでした。
良く分からないけど、取り敢えず、トラムを降りて、どこから7Aが来るのかと思っていたら、たった今、ブラボーが降りた2のトラムの行き先が、クルクルクルクル〜っと回って「7A」に変わったのでした。
おお、オートマティック。そのまま乗っていたら、自然に乗り換えられるという事だったのですね。
通りに面した目的の店は、その店だと理解した上で辿り着いたのではありません。
トラムの窓から外を見ていて、「あ、あの店面白そう!」と思って、トラムを降りたのです。
何たって、乗り放題の3日券を持っていましたから。
そうしたら、何の事はない。やっぱり有名な店は目立つ姿をしていたわけです。
購入したのは、ブルーのグラス。
ヌータヤルヴィ/アラビア(Nuutajarvi/ARABIA) の「フローラ」というシリーズです。
ヌータヤルヴィ社で1966年に製造が開始されましたが、アラビア社に買収されたのだそうです。
そのアラビア社も今は、イッタラと合併しているのでしたね。
ここのお店は、プロのディーラーの方も来られるという、圧巻の品揃え、という事ですが、非常に小さなお店で、お値段が付いてないのですね〜。
相手によって値段を変える事も可能、という事なのでしょうが、勇気を持って「コレは?」と伺うと、その商品の説明と共に、値段を教えて下さいます。
価値はあるモノなのでしょうが、安くはありません。
相場を全然知らないから、高いのか安いのかも分かりません。
しかし、小さいお店。出にくい。
Fabriqueに来て下さっていた、お客さまのお気持ちが分かります。
いや、でも、Fabriqueには150円のマステだってあったわけだから・・・。
ブルーのグラスは20ユーロ。でも折角なら、気に入って使えるモノを買おう、と思って選びました。
お水や炭酸水を入れると、一番美しさが引き立ちます。この夏、生活に彩りを添えてくれました。
続いて向かったのは、中央郵便局。
中央駅のお隣にあります。
ここには、ゆうパックの箱、みたいなモノがあって、その時によってデザインが違う様ですが、ムーミンの箱もある、と読んだので、行ってみました。
幸か不幸か、ムーミンの箱は無くて、荷物が増えなくて良かった、と、内心ホッとしたのでした。
その代わり、と言っては何ですが、ポストカードの種類が、それはそれは沢山ありまして。
ムーミンのポストカードに関しては、前回の販売で全て売れてしまったのですが、マリメッコ柄を見つけたのもここ。
ムーミンの切手は、現行品で使えるモノですが、もちろん「思い出の品」として、ひとつ購入しました。
らくがきみたいなムーミン。
日本じゃちょっとお目に掛かれない感じでしょう。
ここでも、銀行みたいな番号札を取って待ちます。
丁度100番が当たったので、写真に撮ってみました。
切手は、見本がショーケースに置いてあって、番号が付いているので、順番が来てカウンターに行ってから、係の人に「スタンプシート、ナンバー6。ワン、プリーズ」ってな事を言ったような気がします。
その後は、スーパー。
ムーミン関係を攻めてみました。
ティーバッグのセットは、味が4種類くらいあったかなあ。
フルーツ系や、スタンダード。飲みやすくて美味しかったです。
スティック状のはリコリスです。
可愛くみせておいて、中身は黒い不思議な味のキャンディなのです。
袋に入ったヤツは、何というのでしょう。
ジャムでもない、グミでもない。フルーツを凝縮したゼリーみたいなモノでした。
こういうモノに触れるのもまた、旅の楽しみ。
そして、是非、スーパーで手に入れて頂きたいのが、ファッツェルのチョコレート。
ゲイシャチョコが有名ですが、ビターやミントやペッパー入りもとても美味しかったそうです。
これは自分で食べていないので、食べた人からの報告ですが。
ファッツェルの本店も、そう遠くない場所にあって、そりゃあ見応えのある建物ですし、行く価値はあると思います。
が、例えば、本店では150円のゲイシャチョコが、スーパーでは80円って感じで、お値段が違うのです。
最後の最後に、空港でだって買えますが、やはり一番お買い得なのは、スーパーでした。
日用雑貨も食料品も、お菓子や缶詰のパッケージも。
見ているだけでも楽しい、スーパーマーケット。
トラムで通り過ぎる、街の景色も楽しんで、重たくなった荷物を抱えて、アパートへと帰って行ったのでした。