民芸市のワケ |
それを目的と考えていたブラボーでした。
ところが、旅に出る少し前、ガラス作家のオカベマキコさんとランチをご一緒した時の事です。
ラトビアの民芸市に行く、という事をお話しし、そして「この民芸市には、北欧系の雑貨屋さんが買い付けに行かれるらしいですよ〜」と申しましたところ。
「わ〜!じゃ、買って来て売って〜!」と言われました。
いや。Fabriqueはね、フランセーズな雑貨屋さんなんですよ。北欧系ちゃいますよ。
「でも良いじゃないですか!行って買って来たって言ったら、みんな喜んで欲しがると思うよ〜!」って。
ううううううん、そおおおおおかなあああああ。
そんなワケで、ブラボーは、妙な「雑貨屋スイッチ」を入れられてしまい、全然その気もなかったのに、「仕入れ」と意識したお買い物をしてきてしまったのでした。
と、言ってもね。
こんなのは買っておりませんよ。
カラフルなアイシングで彩られた、スパイスの効いたビスケット。
コレを売ってるお店は沢山あって、主に民芸市にやって来た地元のお子さんが、その場で買って貰って食べるみたいです。
ブラボーも自分に買って食べました。割れずに持ち帰る自信が無かったもので。
お味はまあ、想像の上でも下でもなく、普通に美味しかったですよ。
籠もね、有名なんです。
しかし、ご覧の通り、こちらだったら市場のお買い物とか、日本ならインテリアとして使うような大きさのものばかりなんです。
こんな籠を担いで帰ったり、空輸したりするような根性は、ブラボーにはございませんので、これらも「買えないわな〜」って、横を通るだけ。
じゃあ、何を買って帰ったんだ!
と言われると、とっても困るのですけどもね。
というのも、北欧ですから、冬はとても寒い所なんですね。
最初の写真の民族衣装なんかも、可愛らしいのですが、スカートはウールです。ウール。
布としても売られていたのですが、重たいんですよ。防寒ですから。
日本の東北などもそうですが、雪深い地方では、冬の間は家の中でモノ作りをして過ごします。
ウールの布を織り、毛糸を紡ぎ、編み上げられるのは、伝統柄のミトンや分厚い靴下。
はたまた、日本でもちょっとしたブームのあった、カードで織り上げていくリボンもウール糸製でした。
つまりですね。
猛暑の今は、見るのも触るのも「暑い〜」ってなるモノばかりなんですよ〜。
それを皆さまに公開して、お売りできる機会を設けるのは、秋の終わり頃にしようと考えています。
しかしその前に。
9月の最初の土日辺りに、451BOOKS(玉野市八浜町見石1607-5)の前で、見ても暑くないモノを、少しお売りしようかな〜と思っています。
最初の土日辺り、とぼかすのは、台風の時期だしね、と思っているからです。
オカベマキコさんのビジューブレスレット、くつした工房さんの秋の靴下なども出る予定です。
皆さん、ちょっとスケジュール帳に「451」って印をつけておいて下さいね。
よろしくお願いいたします。