ナンシー関のマスキングテープ |
どの辺りの年齢層の方がご存知か分かりませんが、ブラボーは大好きでした。
最近では、マツコ・デラックスさんが、その役割の一部を担ってくれているという気がしますが、ナンシーの発する言葉は、私達の言い表しきれない心のモヤモヤを「そうそう!そこなんよね!」と、スッキリさせてくれていました。
ナンシー(敢えて親しみを込めて呼び捨てにさせて頂きますが)がこの世に居なくなってしまってからも、色んな事が起こりました。
その度に、「ああナンシーだったら、どんな風に斬ってくれたろうなあ〜」と思ったモノでした。
いつだったかの対談形式のコラムで、同年代の拉致被害者、横田めぐみさんの事について「トシちゃんもおにゃんこも知らないんだよね〜」と話されていたのを覚えています。
今、マスキングテープを眺めながら、ナンシーは、マスキングテープが流行した事なんて知らないんだよね〜、と思います。
まさか、自分の消しゴム作品が、マスキングテープになるなんて、夢にも思っていなかったでしょうねえ。
今更ながら、とても細かい作品に感心してしまいます。
棒高跳びと側転のコマ送りです。
小さくちぎってペッと貼ったり、他のマスキングテープと重ねてコラージュしたりするのではなく、このテープの場合は是非。
出来るだけ長く、連続模様がちゃんと見えるように使って頂きたいな〜と思います。ナンシーを想いながら。