針山 六色 |
ではなく、レース糸で編んだ針山です。
この針山に見覚えあり、と思って下さった方おられるでしょうか。
これは、2月にZのギャラリーで行われた小林克久さんのオーバルボックスの展示に参加させて頂いた際、作ってみた針山です。
大変お褒め頂いたので、「いっちょ販売用に作ってみっか〜」と張り切って、店番をしながら編み編みしていました。
外側のレース編みが出来上がったのは、いつの事だったでしょうか・・・。
あとは、中の布を切って、縫って、綿を詰めて、編んだ中に入れて綴じる。
ここん所が手を出せないまま、数ヶ月。
若い頃、縫い上がっているのに、背中の開きのボタン付けが面倒で着ないで終わったワンピース、あったよなあ・・・。
若い頃、前身頃、後ろ見頃、両袖と編み上がっているのに、はぎ合わせて襟ぐりを編むのが面倒で、完成しなかったセーター、あったよなあ・・・。
頭の中に蘇る、ダメ人間なブラボー。
しかし、一昨日。作りかけのこれらを見た薔薇nicoさんが、ごっつい褒めて下さったので・・・。やる気になったら、出来ました。一日で。
褒められると伸びるタイプ・・・?
ああ可愛い。
色がたくさんあるのって、ホント好き。
まぁ、使うのは1個なんですけどね。
中には、綿と一緒にコーヒー豆も入っています。
抽出したあとのコーヒー豆をしっかり乾燥させたヤツね。
色もつかないし、適度な油分が針にも良いんですよね。
しかし、ついつい入れ過ぎて、ジャリジャリしたのが一つだけあります。
ちょっぴり重たいし。
それを手にしたくるくるが、
「これ、お手玉?」って・・・。
・・・針山です。
大きさが色々あるのは、編み方が違うヤツがあったり、周囲の段の数を変えてみたりしてるからです。
裁縫セットの大きさに合わせてお選び頂けたらと思います。
お値段は同じです。
ちょっとレトロでノスタルジックな針山。お気に召して頂けたら嬉しいです。
ところで、読み物フリーペーパー『ア*プリオリ』が届いています。
青砥あをさんと、アリサさんの静かな世界。
そこに村上めぐみさんのクールなイラストが華を添えます。
絶対に「和」の名前が付いているだろう深い青色の表紙が美しいです。
扇風機の音がカタカタとするような日本の縁側に寝そべって読みたくなる小冊子。
こちらもちょっとノスタルジック。