『乙女モダン図案帖』 |
ピエブックスから出版された『乙女モダン図案帖』。著者は「夜長堂」。
大正時代の羽織の裏地や昭和初期の着物の図柄、そして昭和30年頃の千代紙など、その図柄や色遣いに乙女心や遊び心が感じられる、端切れや紙切れを、古道具のバイヤーとしての仕事の合間に、何年もかけて少しずつ集めて来たと言う、夜長堂さん。
その数多くの端切れや紙切れのデザインが、この度、1冊の本にまとまった、というわけです。
夜長堂さん、と言えば、少し前のブログでもご紹介しましたが、Fabriqueには、折り紙セット(おとな系)がございます。
この折り紙セットの図案も本の中に、きちんと収められていましたよ。
デザイン好きの方には「かわいい」と手に取って頂く事の多い折り紙なんですが、やはり「おとな」は折り紙はそんなにたくさん要らないですよね。
Fabirqueでは、お客様のご要望があれば、セットを開けて、バラ売りも対応しております。
ブラボーが暇そうな時は、どうぞご相談下さいませね。
ブラボーもハンパになっているもので、ポチ袋を作ってみたり、または、一筆箋として使ったりしています。
折り紙の裏にメッセージを書いて、折りたたんでいると、中高生の頃、授業中に友達に手紙を書いては、手のひらサイズに折っていたのを思い出します。
その「折り方」は、一向に思い出せませんが、思い出します。
色んな折り方がありましたよね。 最近では「メール」なんでしょうか。
まぁ、授業中はお勉強しましょう。メールも手紙も褒められたもんじゃありません。
さて、『乙女モダン図案帖』です。
ピエブックスの本には、色んな国の端切れや紙切れなどを集めたモノが多数あります。
これらの多くは「デザイン」に関わるお仕事や活動をされている方が、お買い上げ下さいます。
インスピレーションを与えてくれたり、色合わせの勉強になったり、何か別のデザインを生み出す時の参考になったり・・・。
夜長堂さんも惹き付けられたからこそ、集めて来たものが、1冊にまとまることによって、また新たな作品が生まれるきっかけになるかも知れない。
その元のデザインをした、その時代の誰かも、きっと喜ばれる事でしょう。
懐かしいけど、新しい。日本乙女の心を惹き付ける、そんな1冊です。