フランスのキャラクター |
15年くらい前、初めての蚤の市体験の折りに買ったものです。
当時は、まだ喫煙に対する意識は低く、タバコに関するブロカントが多く出回っていました。
しかし、禁煙ブームになって、タバコグッズは人気がなくなり、今では蚤の市に行っても、あまり見かけません。
ブラボーは、タバコなんて大嫌いなんですが、当時は「タバコは吸う場所」という認識であったカフェに居りましたし、ゴロワーズの深い青色は、とても好きだったので、買ってみたのです。
さて、その「ゴロワーズ」のパッケージには、「羽の生えたかぶと」が描かれています。
そもそも「ゴロワーズ」とは、「ガリア人の」という意味なのですが、フランス人は、「ガリア人」を自分たちのルーツだと認識しているのだそうです。そして、その「ガリア人」が闘いの時にかぶる「かぶと」が、羽根つきかぶとであり、フランス人の象徴なんですって。
そしてですね、灰皿の向こうにいる、太っちょさんは、「アステリックス」というフランスコミックのキャラクターなんですが、彼はその「ガリア人」なんですね。
「アステリックス」は、漫画の主人公の名前で、ガリアの北西部の架空の小さな村に住んでいます。
ガリアの殆どがローマ帝国によって征服されて行く中で、その村だけが独立を保ち、毎回、ローマ帝国を村から追い出してしまう。
連載が始まって、50年も経つというのに、相変わらずフランスで大人気の愛国心あふれる物語です。
パリには「アステリックスパーク」というのもあって、この漫画のキャラクターが、ミッキーマウスのように迎えてくれるようです。
行った方によれば、その時代の街並を再現した中で、騎士の決闘ショーもあったりして、「太秦映画村」のようでもあるとか。
ユーロディズニーには興味がないけど、ここには1度行ってみたいものです。
実写版の映画が撮られた事もあって、この太っちょオベリスクの役は、ジェラール・ドパルデュが演じました。
残念ながら、オベリスクのかぶとには、羽がありません。
フランスのみならず、ヨーロッパでは大人気のアステリックスですが、日本では全くマイナー。
なので、「売れるわけはないけども」と思いながら、オベリスクだけを1個、買って来ました。
すると今日、なんと、フラッとお店を覗かれたマダムが、ひと目で気に入られ、お買い上げ下さったのです。 「まぁ〜、裸の王様。癒されるわ〜」と。
裸の王様?癒される? どっちも違うと思うけどな〜・・・。
ついでにもうひとつ。
こちらは、生誕100年を越えている、フランスキャラクターの「ベカシーヌ」さんです。
日本では全くマイナーな存在ですが、フランスでは今に至るまでずっと人気者。
知ってる人がいないから、殆ど売れないのですが、またしては、新しいデザインが発売されていたもので、やっぱり欲しくなって、買ってしまったのです。
しかし今回は、なぜだか人気で、これらのベカシーヌは、もう残り1個です。
日本でも、波が来ているのでしょうか・・・。ブラボー、皆さんのツボが分かりません〜。