日本人は神経質すぎる? |
『C&A』は、ヨーロッパを中心に展開する、子供から大人までの衣料品チェーンで、日本で言えば「ダイエーオリジナル」な、価格と品揃え。
『MONOPRIX』は、パリのスーパーマーケットでは、恐らく最大手。食品から台所用品、衣類にもオリジナル商品が沢山あります。
どちらも、ウマく探すと、センスの良いものを安く買う事が出来るのです。
今回、ブラボーが買ったのは、Tシャツ。現在のレートだと、一枚が350円〜600円くらいのものです。
たかがTシャツですが、色が気に入っています。西○屋にも可愛いデザインのものはありますが、チェリーピンクとか、葡萄色、微妙なブルーグレーなどは、なかなか日本では見つける事が出来ないのです。
パリに行く度に「これでもう、最後かも」と思うので、来年のサイズのものも買いました。
さて、モンパルナスの『モノプリ』では、衣料も食品もあり、階も分かれているのに、レジは一カ所でした。
選んだTシャツを数枚を手に、地下の食品売場へと向かう、変な感じ。
手に取ったカゴに入れようかと思いましたが、野菜や冷凍食品からの水分が原因なのか、カゴが汚れています。なので、Tシャツは、腕に引っ掛けて、食料品の探索です。
食料品をカゴに入れたまま、再び1階へと上がり、レジに並びます。
そして、カゴから自分で商品を取り出して、レジ係の人の手の届く場所に並べます。
そこでですね。
ブラボーの前に居たマダムが、カゴから取り出し、素手でレジ台に置いたのは、なんと「ハダカのパン」。
それは、カンパーニュ系のゴツゴツした丸パンで、少々のゴミは、手でサササと払えば気にならない感じです。柔らかい食パンでもバターパンでもありません。
しかし、しかしですね。
カゴだって、キレイとは言えませんでした。そのレジ台だって、色んなものが通過しています。
その上、お金も商品も触りまくっている、レジ係の女性がまた、素手で掴んで、向こうの台へ・・・。
ブラボーは、「潔癖性か」とか「清潔好きか」とか「神経質か」という質問をされたとしたら、「NO」と答える方だと思っていました。
しかし、ここまで「大らか」にされると、同じにできる自信がありません。
フランス人は、夕食前の時間になると、パン屋に並び、夕食用のフランスパンを買って帰ります。
パン屋さんは「手」の部分だけの四角い紙をクルンと巻いて、お客さんに渡します。
お客さんは「手」の部分以外「ハダカ」のフランスパンを持って、悠然と歩きます。雨が降っていても!です。
日本では「食の安全」を叫び、過剰包装の「パッケージ、パッケージ、パッケージ」。
神経質な自分が小さくも思えるけども、そんなに大らかで、大丈夫なの?と不安にもなります。
何事にも、「中庸」っていうくらいで、やって行きたいもんだと思いました。