アリムナのジャム |
スーパーの「本日のお買い得品」と向き合う生活をしていると、一年中ある野菜であったり、加工食品であったりするので、全く季節と向き合っていない気がします。
しかし、「今ある果物」でジャムを煮るアリムナさんに行くと、あぁ、4月の果物とはこういうものでしたか、と教えられるのです。
今回のラインナップは、伊予柑、甘夏、八朔 です。なんと爽やかな事でしょう!
ハッサクどんの爽やかさは、前回力説したところですが、甘夏っちゃんは、スパイスと合わせて、キリリと仕上がっております。ショウガにシナモン、カルダモン。だって、春だもん。意味はありません、韻をふんでみただけです。
そして意外な発見であるのが、イヨちゃんです。
イヨちゃんは、剥いて食べていると、手がベトベトになるくらい、果汁が多くて、甘くて優しいと思っていました。
しかし、他の柑橘よりも、皮が苦いらしく、アリムナさんは去年はジャム作りに失敗したと言われています。
マーマレードですから、皮がポイントです。
なので、出来上がったジャムは「甘くて優しいだけのアタシじゃないのよ」と、深みのある味を出しています。
その上、バニラビーンズでドレスアップ!です。
そして、夢のコラボが「伊予柑といちご」ジャムです。
口に入れた瞬間、甘くて懐かしいイチゴジャムの香りが広がります。
それから、噛みしめると、伊予柑の味と香りが口から鼻からいっぱいになります。
そして、あと口に残るのは、爽やかな苦味。
それぞれ独り立ちできる2つの果物は、ハモるわけでもないのですが、お互いを邪魔せず、見事に共存し、パワーを増しているのです。 山ピーと亀梨君みたいな感じ?
味の変化が面白くて、何度も味見しているうちに、パンにつける事なくなくなりそうな勢いです。いちご!伊予柑!いちご!伊予柑!いちご!伊予柑!です。
ところで、アリムナさんでは、ラスクの販売が始まっていました。
アリムナの瞳さんは、パンのプロでもあるので、お手製のパンで作ったラスクです。
イチジクやくるみ、アーモンドなどの入った、すごくカッチョ良いパンで出来ていて、パンの種類も沢山あるので、すごくワクワクします。
そして、甘さも控えめなので、これをクラッカー代わりにして、クリームチーズやスパイス系のジャムをのせて頂いたら、ワインに合うでしょうねー!
ラスクは、アリムナさんのみでの販売です。
アリムナさん、ゴールデンウィークは29日から6日まで、休まず営業されるそうですから、日頃営業日に行きにくくて、という方は、是非、この機会をお見逃しなく!