ムーミンワールド入国 |
島全体が、ムーミンワールドなんです。
ブラボーは、日頃からアニメとかファンタジーといった種類の映画は殆ど観ません。
非現実的な世界に「そんな事、あり得んやろう〜?」と、思ってしまった瞬間に、その世界にはもう居られなくなるのです。
ですから、当時10歳の友人のお子さんから「ブラボーちゃん、ディズニーランドに行った事がないの?ダッサ〜!」と言われたのは、15年も昔の話。
そのTDLにも、昨年末、遂に入国したのですが、何がこれほど人々を魅了するのか、ブラボーにはやっぱり分からなかったのです。
そんなだから、この島にはちょっと期待をしておりました。
島の自然を活かして、ムーミン谷の世界観を大切に表現しているのではないかと。
しかし、そんなブラボーのかすかな期待は、アッサリと打ち砕かれる事となります。
クルンと上を向いているべきシッポを、胴体に付けられたくるみボタンで固定しているムーミン一家。
顔に黒い丸とヒゲをペンで描いただけのキャラクター達。
ブラボーよりも背の高い、ミー。
似ても似つかない、スナフキン。しかし、彼は、フィンランドキッズ達に大人気で、女子にもモテモテでした。
横から見ると、体がペッタンコのスティンキー。
そして何より、着ぐるみのレベルがっ!! 某偽物大国の遊園地か!と突っ込みたくなる仕上がりなのです。
その上、飲食やグッズ販売のブースが、島の中にひしめき合っていて、全然「自然」ではないのです。
ああ、いかんいかん。
文句ばっかり言ってては。
チビッコ達は、あんな着ぐるみ達に、目をハートにして抱きついているのですから。
なんて言いながら、飲食をしようとしたときに、紙ナプキンや紙コップにムーミン達が付いていると、実は結構うれしかったりするのですけど。
料理はそうね。
そんなには、美味しくないかなあ〜。
熱さとかさ、やっぱりきめ細やかさが、イマイチなんだよね〜。
しかしですね。
この国(ムーミンワールド)に行かなければ、得られないモノもあるのですよ。
それが郵便。
そこでハガキを書いて、ムーミンワールドの中にある郵便局でお願いすると、ムーミンの消印が捺されたハガキを送ることが出来るんです!
これは、なかなか会えない人や、ムーミン好きや紙もの好きな方へのお土産としてピッタリ!
と思って、何通か送りましたよ〜。
果たして。
この為に、往復6時間、5千円+入場料28ユーロ掛けてやって来る価値があるのか。
ま、そこを考えると、旅は楽しくないので、何事も体感したという事で、意義有る小旅行でした。
ところで。
このナーンタリ、という街には、古い家が保存された地区があります。
ムーミンワールドへ続く道すがら「何だか、可愛い家ばっかりですね〜」って言いながら歩いていたのですが。
実は、街ぐるみで家を保存していて、メインの通りには、カフェやレストランや、博物館もあるのだそうです。
「あるのだそうです」というのは、ブラボーは歩いていないので。
この教会には入ってみましたよ。
壁に1797って書いてあります。
1797年に建てられたって事でしょうか。
今からもう、320年も前って事になります。江戸時代ですね。
でも、それこそ、古い街並みには、1700年代に建てられた家があるのだそうですよ。
この日は結構寒かったので、ブラボーはちょっと疲れてしまいまして、お茶飲んで休んでたんです。
元気なAOKさんは、散策に行かれて、ガイドブックのようなモノを手に、回っている人達が沢山おられた、という話でしたので、皆さまも行かれた時には、この古い街並みもお見逃し無く!
最後に、ムーミンワールドの住民達を並べておきますね。
夢見るかどうかは、あなた次第です。