ラトビア観光 旧市街 |
この日はもう民芸市には行かないと決めたブラボー達は、ラトビアの首都リガの観光のメインである「旧市街」へと向かいました。
旧市街は、いわゆる倉敷美観地区的な場所で、歴史的な建造物、街並みが保存されています。
この歴史地区は、世界遺産にもなっている美しい場所ですが、「歴史地区」というくらいですから、ラトビアの歴史を知ることなく、「わー美しい!」と言ってはいけないのかも知れません。
ラトビアは、ドイツ、ロシア帝国、スウェーデン とデンマーク軍、ポーランド・リトアニア連合国など、周辺国に次々と侵攻され、長らく続いたロシアの支配から遂に独立を果たしたのは、1991年。
451カフェがお店を開いたその年まで、独立国家ではなかったのです。
ですから、頭の部分がキノコみたいになったロシア教会もありますし、ソ連の勝利を記念したオベリスクなども残されています。
歴史地区の外れには、大きなドームの市場があります。
この建物は、かつて、ツェッペリン飛行船の格納庫だったんですって。
日本史さえ不確かなブラボーとしましては、世界史なんてものはもう、耳を塞いで「あーあーあーあー」って大声を出したいくらいに、脳が拒否する分野なのです。
しかし「ツェッペリン飛行船の〜」なんて言われると、ちょっとワクワクしてしまいますね。
美しいです。
ところで、この地区には古い教会が沢山あるのですが、気になることがひとつ。
塔の先に立っているモノ。
これが、十字架ではなくて、金色のニワトリなんです。
前日の民芸市で、べっこう飴細工を売っているお店が幾つかあったのですが、そういえば、そのモチーフが全てニワトリでした。
日本だとべっこう飴細工と言えば、非常に巧みな技術で、多彩なモチーフが作られるでしょう。
それが、ニワトリオンリー!
「技術が無いんだな、クスッ」と心の中で思っていたのですが、これだったのですね。
金色のニワトリは、ラトビアに於いて象徴的なモノなのでしょう。
では、なぜニワトリなのか。という事については、ネットで随分と調べてみましたが、明確な答えは得られませんでした。
「マルティン・ルターの宗教改革にまで遡らなければならないかも知れない」という一文を見つけましたが、その時点で脳みそフリーズ!
散策に疲れたら、古い教会の裏にある「ザ・モースト ロマンチックカフェ」で、カプチーノなどをどうぞ。
フリー・ハグ。って書いてあります。
デカプリオ似のお兄ちゃんが、とっても優しく接客してくれるよ。
ガイドブックには必ず載っている「三兄弟」と呼ばれる、3つの並んだ建物のお向かいです。
そういう有名な建物よりは、カフェに心を奪われるブラボーなのでした。
甘いものとカフェインを脳に注入して、この後「新市街」と呼ばれる地区へと向かいます。