ラトビア商品 |
しかし、そんな中、9月の販売時にお出ししちゃおうかな、と思っているのが、こちらの木べらトリオです。
グニャッとしている…。と、几帳面な性格の日本人なら思われるかも知れません。
しかし、この「グニャッと」感こそが、ラトビアの木製品の特徴でもあるのです。
かのダビデ像などを造ったミケランジェロが、「自分は、石塊の内にあらかじめ現れている姿を彫りだしているだけだ」と語ったのと同様に、ラトビアの木工職人達は、元々の木の形に逆らわず、それを活かした道具を造り出しているのです。
もの凄く、話が大袈裟になりましたが。
そして、実はこの木べらは、ブラボーが自分で使おうと思って買ったものです。
長年、お菓子用と料理用、2つの木べらを愛用しているのですが、「そろそろ買い換えかなあ〜」と、もう数年も思い続けているのです。
しかし道具ってのは何ですね。
ピタッと気持ちに合うものには、なかなか出会えないモノですね。
愛用の2つは、スゴク吟味して買ったワケではなく、たまたま。
こういうのを「出会い」とか「運命」って呼ぶのでしょうか。
「木べらと運命の出会い」と言われても、余り嬉しくも無いのですけど…。
その後、それら運命の木べらに似たモノを、そういうモノが売っている場所に行くたびに探すのですが、どうにも出会っていないのです。
この度、ラトビアから持ち帰ったこのトリオは、ブラボーの作業イメージに合うもの、ブラボーの手がしっくり馴染むモノを意識して選びました。
何だかもったいなくて、使っていないので、実際の使い心地は分からないのですけど、3本の内、2本くらいは、9月の販売でお持ちしようかなと思っています。
このグニャッと感も含めて、運命を感じられたら、愛用して頂けると嬉しく思います。