『烏城物語』 森安なおや |
その巨匠達と共に漫画を描いていた、森安なおや氏は、岡山市表町の出身だそうで、16年前、岡山城の築城400年記念として、この本は出版されたんだそうです。
それが昨年度、岡山芸術回廊というイベントに合わせて、復刻版が発売されたんですって。全然知らなかった〜。
そして、岡山芸術回廊が終了し、残った『烏城物語』は、なんと!処分される!?事になってしまったとかで、そりゃあもったいなかろう!と声をあげた、岡山城下、出石町、石関町界隈の方達の手で、何とか販売に協力できないか、という事になったんだそうです。
そんな流れで、Fabriqueにもやって来た『烏城物語』。
あ!この風景は、左の角に、今pieni..がある所ですよね!
という、馴染みのある風景にいっぺんに引きこまれます。
岡山神社も何度も出て来ます。
最初は、何のこっちゃよく分からなくて、物語に入りきれないのですが、読んでいく内に、場面が頭の中で繋がってきて、ああ!そういう事か!と、感動します。
絵と会話だけで、例えば「何年前・・・」といった解説が入ることなく、いきなり回想シーンが描かれているので、ビックリするのですが、ホントお上手。面白いです。
市電も出て来ます。
今でも京橋には石畳が残っているし、観たことのない景色であるはずだけど、凄く知っている気がするのも楽しいのです。
これは城下とありますので、シンフォニーホールの前の電停なんでしょうね。
み、右手の十字架の付いた建物は!!
禁酒会館ではありませんかっ!!
16年前に買われているトキワ荘世代の方も多いかも知れませんが、ブラボー、父親のお友達なんかにプレゼントしたくなっちゃうなあ。
それにしても、お役所仕事ってのは、平成23年度の事業だからと、この本の販売を今月中で終えると言うんですよ!
烏城や後楽園の売店とか、県の観光物産を扱っているような場所、県立美術館なんかに置いておく事ができないんでしょうかね?
売れた分だけ県のお金が戻るんですよ。
おかしいよね。
新県知事さん、商人であられたワケですから、そういうのビシッとやって下さいませんかね。
県知事さんのお知り合いの方、言うてやってや、言うてやってや。
トキワ荘マニアな方だけでなく、岡山を愛する方々にも買って頂きたい。
主人公の男の子、一中を受験します。
「いっちゅう」。今の朝日高ですよ〜。
朝日高出身の方も、いかがですか〜?
そして、ブラボーは、天満屋さんが買いとられたら良いのに、と思ったりもします。
ほら、天満屋さん、出てますよ〜!
好き勝手言いましたが、当たり障りがないか、ちょっと心配。
いち県民の意見として、聞き流してください〜。
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