ワイヤー鍋敷き |
ふた付きの土鍋におうどんと共に、卵やらネギやらを入れて、直火に掛け、クツクツと煮る。
いつも決まった鍋敷きをテーブルにセットして、土鍋が乗せられるのを心待ちにします。
ふたを開けた瞬間の、フワ〜ッと立ち上る湯気と香り。
おうどんはハッキリ言って柔らかくなりすぎだけども、しっかりとお汁を吸って、色が変わってるのがまた美味しい。
寒い冬にはたまらない一品でした。
過去形なのは、現在のブラボー家はIHで、土鍋が火に掛けられないからです。
ホーロー鍋で、まぁ似たような煮込みうどんを作る事はありますが、さすがに片手のホーロー鍋をそのまま食卓に上げるのはちょっと。
土鍋の代わり、というよりは、一人暮らしの大学生男子とかが、無精をしている風ではありませんか。
いや、最近の男の子は、インスタントラーメンを鍋のまま食べたりはしないのか。カップラーメンだもんな。時代を感じます。
まぁ、そんなワケで、自分では、なかなか登場シーンを見つける事のできない鍋敷きなのですが、美しいんです。
この鍋敷きは、お店を始めた当初から、何度も何度も入荷しているお気に入りです。
しかし、この1年以上、入荷未定との連絡が続き、もうこのまま廃番になっちゃうのかなあと思っていたら、この度、復活していました。
久しぶりに見ると、やっぱり可愛い。
なかなか登場シーンが見つけられなくても、忘れた頃に必要になるのが道具ってもんです。
これなら、場所も取らず、その上、壁に掛けているだけでもオシャレなんですもの。
鍋焼きうどんを思い出したように、鍋敷きありきで、今夜の献立が決まって行くかも知れませんしね。