アヒル釣りのアヒル |
でも、まだコレは、お店にも並べていなかったアヒルちゃん達なんですよ〜。
パリに行った10月末は、暇だったんですよ、ブラボー。
しかし、帰ってみると、一年で一番忙しい季節に突入しておりました。
他にも沢山、ご紹介しなければならないモノがある中で、取り敢えず、この子達をお店に並べていたとしたら。
ご紹介せぬ間に、いなくなってしまうかも知れません。
ブログでご紹介すると、それを見て、目指して来て下さる方もおられます。
その時にはもう、1個しかありません。写真には3色あったのに!という場合もございます。
そのように、お客さまを失望させる事がないように、今回は、ブログ紹介と同時にお店に並べる、と決めていたのです。
決して、貴重なブログネタを死守しようとしている、というワケではありませんよ。
さて、このアヒルたち。
フランスの縁日(?)に欠かせない「アヒル釣り」のアヒルなんです。
かなりの勢いの水流に乗って、これら濃い過ぎる色合いのアヒルたちが、大量に泳いでいます。
子供達は、釣り竿を持って、アヒルの頭の上に付いた輪っかを引っかけて、アヒルたちを釣り上げます。
一度だけ池の中を激しく泳ぐ大量のアヒルを見た事があります。
その時、写真だけ撮って帰ると、451BOOKS店長に、「なぜ釣って来ない!」と責められました。
だってその時は、一人の子供も釣っていなかったのです。そんな中で、ブラボーが一人、アヒルを釣っている、すごく痛いオトナじゃないですか?
しかし、この度、ブラボーは衝撃の事実を知りました。
なんと!このアヒル釣り、釣ったアヒルは貰えないのだそうですっ!!!
ヨーヨー釣りだって、金魚すくいだって、1個も取れなくても、一つくらいはくれるじゃないですか。
しかし、このアヒルは貰えません。
何故なら、これは、決まった時間に何羽釣り上げたかによって、貰える賞品(夜店のオモチャみたいなの?)を決めるというゲームだからなんです。
ああ良かった。オトナ一人でアヒルを釣った挙げ句、ちゃちなオモチャを貰って帰ったんじゃあ、笑えない所でした。
しかし、このようなモノが、オモチャ屋さんなどで売られているということは、欲しい人が居るという事なのか。それとも、特訓用でしょうか。いや、コレを何個も買う間には、賞品のオモチャが買えますね。
ともあれ、 Fabriqueでは「コレが欲しい」という方がおられるので、今回も連れて帰りました。
ところで、この写真は、『パリで食べたもの1』に登場した、ギャラリービビエンヌのサロン・ド・テで撮りました。
お茶のセットと、この子達を一緒に撮ってしまったために、食べ物ネタの時に、テーブル写真を出せなかったのです。
そして、二枚目の写真。背後に沢山人が写っていますね。
この人達は、ギャラリービビエンヌの見学に来ている観光客の団体です。
「アヒル」にしか意識が働いていなかったブラボーは、この人達の存在に全く気付かず、アヒルを色々に並べては、撮りまくっていました。
ふと、顔を上げると、この人達がみんな、ブラボーのテーブルを囲んで、笑いながら(微笑ましそうに)見ていました。
「うへっ!へへへへへ。」と、バツが悪そうに頭を掻くブラボー。
結局、アヒルで痛いオトナになってしまったブラボーなのでした。