フランスのキャラクター |
お店の隅に黙って置いているのですが、そろそろブラボーと気の合うお客さまから目を付けられ始めているので、なくならない内にご紹介です。
フランスのキャラクター、というタイトルで、いきなり「イタリアのキャラクター」です。
カリメロは、1963年にイタリアで生まれたキャラクターで、日本では1974年と1992年にアニメ化されています。
その2回のアニメ化の内容は、まるで違っているのですが、キャラクターが同じなので、ひょっとすると20歳年下世代とカリメロの思い出を共有できます。
しかし、決して「ピヨ ピヨ カリメロ〜走っちゃおう」と歌ってはいけません。主題歌が違います。
それほど知る人ぞ知る愛されキャラクターなのに、日本ではもう見かける事はありません。
しかし、一度流行ったモノは延々と愛され続けるフランスでは、今でも普通に売られている人形です。
初めて見つけた時は、感動で手が震えました。
お土産に買って帰ったら、案の定、大変喜ばれ、お店にあってもとても人気なんです。
それからこれ。
こちらはフランスの絵本キャラクターのエルマーです。
エルマー自身は、ソ○ープラザ辺りに行けば、出会えるかも知れません。
しかし、左のクマ。
このクマは、エルマーが大切にしているぬいぐるみです。
なんでゾウのくせに、クマのぬいぐるみが宝物なんじゃ、とか、そのぬいぐるみが、何故、ゾウよりも大きいんじゃ、とか、いろいろ思うところはあるのですが、このクマは、滅多にお目に掛かれませんよ!
そして、中央は、エルマーのいとこです。これも珍しいと思います。
エルマーシリーズは、恐らく色の塗り分けに手間が掛かるせいだと思いますが、元のお値段が他のモノよりも高いので、ちょっとお高くなっています。マニアにお勧めのひと品です。
よく知られているのに珍しい、と言えば、こちらのハートのバーバパパ。
有名な、バーバママへのプロポーズのシーンですね。
これは、ブラボーも大変なお気に入りで、1個は非売品として、いつも飾っているので、いつか欲しい、と思われている方がいらっしゃるアイテムなんです。
こんなモノですが、結構重いんですよね。
買って持って歩いているときは、いつも「何やってんだろう、アタシ」って思うのですが、しばらく経って、疲れも消えると「何でもっと買って来なかったかなぁ〜」と思うアイテムです。
さて。
今回は、どうせ重い目をするのなら「高級品を」と思って、このセットを買って来ました。
以前も一度買ったのですが、「オモチャにはあり得ない」お値段になってしまうので、売場に出せず、自分のモノにしておりました。
すると、ちびっ子達は、ブラボーが隠し持って居るのを「ソレ何?」と目ざとく見つけ、お店に来られると「貸して」と言われて、さんざん楽しんで頂いている幸せな人形達。
今回は遂に、商品デビューです。
これは、珍しく、新商品が出ていました。
なんと言う可愛さ。
王様、王妃様、王子様、お姫様、ピエロ、魔法使い、花嫁さん、騎士、そして「東方の三賢者」にコスプレ、いや、変身をしています。
お子様のオモチャにはもったいないので、マニアなオトナの方にオススメします。
こちらは、日本では「庭の小さな仲間たち」シリーズと呼ばれているキャラクター。
フランスでも新しい絵本キャラクターで、日本でも数冊、訳されたモノが出版されています。
ですので、こちらをご存知なのは、今現在「お子様世代」。またはそのお母さんたち。
しかし、ひとたび知ると、あまりの可愛さに、オトナも惚れてしまうのです。
このキャラクターの説明を求められた時、ブラボーは燃えます。
セットを買ったので、今回は、このシリーズのキャラクターは単独では買っていません。
しかし、セットに入っていなかった、ブラボーのお気に入りの2人は買って来ました。
子供向けとは思えない、この蜂の色っぽさ。
みなしごハッチのお母さんもかなわないでしょう。
さすがはフランス、と思ってしまうキャラクターです。
最後は、ザ・フランスなキャラクター。
これを持っていても、誰も「あ、ベカシーヌだ!」とは言ってくれないでしょうし、「コレはね、アステリックスのオベリックスっていうキャラクターなんだよ」と説明しても、「へえ・・・」としか言われないでしょう。
自慢になりません。
フランス好きな自分に満足するだけのキャラクタ−、と言っても過言ではないかも知れません。
ベカシーヌは100年以上前、アステリックスは50年以上前に生まれ、今でも愛され続けているキャラクターなんです。
フランスの歴史や、民族意識などを大切に守っているのです。
とはいえ、「あら、裸の王様の人形だわ」と、喜んで連れて帰ってくださった方もおられるので、別にうんちくは必要なく、可愛いと思って下さる方の元に行けば嬉しく思います。
歴史あるフランスキャラクターへの敬意を感じる時、「キティも50年経ったら認めてやっても良いか」と、上から目線で思うブラボーなのでした。