ワニトング |
ブラボーが子供の頃は、「大人の男はウィスキーの水割りを飲む」というイメージで、父のお客さんなんかが来ると、もらい物のアイスペールが登場していた記憶があります。
その頃は、小さいトングは、アイスペールに付いているものくらいしか無かったし、大きなトングは、近所のケーキ屋さんで、「お店の人がケーキを取り出すのに使う」ものでした。
ソレを使って、ケーキを取りだして箱に詰める、という作業にすごく憧れていた気がします。
「パン屋さんで、パンを取るもの」になったのは、かなり後の話ですね。
何しろ、木村屋パンか、絹輪ベーカリーくらいでしたから、パンは既に袋詰めされているか、やはりお店の人がショーケースから取りだしてくれるものでした。
しかし、今では、アイスペールが家庭から姿を消す一方で、トングというものは、非常に身近な存在になっている気がします。
お料理番組なんかを観ていると、プロのシェフなんかでも、お肉を焼いたり、フライパンで炒め物をしたりするのに、よく使っていますね。
「日本人は菜箸じゃろう」と、いつもどこか、違和感を感じてしまうブラボーなんですが、実際にフライパンでソースと絡めたパスタなんかをお皿に盛るのには、便利です。
今日のワニトングは、ミニなので、アイスペールに付いているのを思い出すサイズです。
ですから、菜箸代わりに使うには、火に近くて、アチチになってしまうと思います。
しかし、ワニの歯が、ギザギザになっていますから、例えば、大皿に盛ったサラダなんかを取り分けるのにも、しっかり掴めて取りやすいし、食卓に出ていても可愛いです。
トースターからパンを取り出したり、揚げたてコロッケをお皿に盛ったり、と、ちょっとあると、結構便利だと思います。もちろん、氷をグラスに入れるときにもね。
ブラボーは、「ユニークグッズ」というジャンルのものには、心を動かされないのですが、こういう「普通に使えるもので、ちょっと遊びがある」というようなのが好きです。
このシリーズ、実は、大きいサイズのワニも居たのですが、大きいのでワニだと、ちょっと主張が強すぎて、うるさいって思ってしまいます。
「ちょっと遊びがある感じ」って、こういう事だと思います。