晴雨兼用折りたたみ傘 |
しかし、この数年の異常気象を思い返せば、溶けるような日差しの後のゲリラ豪雨。
合理的に考えると「晴雨兼用傘」を常時携帯、つまり、折りたたみがベスト、という事になります。
みんな考えることは同じなのか、この春から新発売の製品には、晴雨兼用折りたたみ傘が多く見られました。
この傘は、てっぺんもそうなのですが、持ち手も竹になっていて、なかなか洒落ています。
ひとつ、問題点を挙げるとすれば、傘の内側。
UVカットの為でしょうが、内側が、レースクイーンが持っているベカベカに光った傘のような光沢があるんです。
ブラボーは、傘越しに見る日差しとか、雨の日でもキレイな模様の下に居るとか、そんな「傘の内側から見る風景」が好きなのです。
そこを差し引けば、機能性もデザイン性も優れていると思います。
これで、雨でも太陽でも、いつでも来い!です。
このデザインは、ロベール・ル・エロ。
こんな本もあります。
ロベール・ル・エロとは、個人の名前ではなく、パリ在住のデザインユニットです。
何人いたか忘れちゃいましたが、確か5人以上だった気がしますが、それぞれが担当をして、雑貨小物から、家具、電化製品なんかまでデザインしています。
この本は、そのそれぞれのメンバーが、オススメのパリのスポットを紹介しているモノ。
これを見ていると、またパリに行きたいなあ、と思えて来ます。
パリ、と言えば、ヴァンブーという蚤の市で、沢山のボタンを売っている露店があります。店主のエリックさんは、親日家で、日本語の勉強もされているので、とても親切。
ここでお買い物をされた事のある、ボタン好き乙女も多い事でしょう。
そのエリックさんから、震災に対するお見舞いメールを頂きました。その中に、こんな言葉。
日本人の、まれにみる落ち着き、尊厳に感銘を受けて、世界中が、何かを学んでいることも、知ってください。
世界的に、日本人について、このような認識があると聞きますが、中国でもニュージーランドでも、被災された方達は、皆さん助け合い、耐えておられたように思うのですけど。
ブラボーは、幸運にも、このような災害に直面したことはありません。ですから、「その時」に誉められる日本人で居られるのか、分かりません。
そして、よその国の人達と同様に、被災地の方達に感銘を受けて学んでいるのです。
そのことをエリックさんに伝えるフランス語力がなく、「ありがとう」とだけ返しました。